8/03/2015

チュッパチャップス

『村上海賊の娘』を読んでいます。歴史を知るというのは改めて面白いと思いながら読んでいます。彼らのすごいところは、ふつう行きたがらない難所を自分たちの拠点にし、そこで違いを作り出しているというところです。みなが選択肢として持たないようなところにこそチャンスがあるという好例かもしれません。

彼らのホームである瀬戸内海は潮の流れが激しく、渡航するのが困難です。小さな島がいくつも点在し、どこが水路でどこが入り江になっているのかわからないそうです。そんなところで海賊をするわけですから、通る人たちにとっては恐ろしいのなんの。関所を通過するときには「帆別銭」を収めなければならず、かれらはそれで戦力を維持していたそうです。

「だれも行きたがらないところ」「難しくて手を出したがらないところ」にこそおおきなチャンスがあります。そこを手にできれば独占できます。競争相手がいないということは商売をするにあたって、そして生きていくにあたって大事なことです。より大きな成功をおさめやすくなるし、より生き残りやすくなります。

『ZERO to ONE』のなかでピータ・ティールも競争ではなく独占を目指すべきである、と言うような趣旨のことを言っていましたが、村上海賊はまさに独占でした。生き延びる知恵が、そこにはあります。

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