私は、郷土愛とか愛国心とか、そういったものが薄い人間なのかもしれません。それがいいことなのか悪いことなのかはわからないんだけれど、そういうものは大して大事じゃないように思う人間のようです。
ラグビーワールドカップで日本代表が大健闘しました。そこで話題の一つとなったのは、多くの“外国人”選手が日本代表としてプレーしていることでした。2015年のミスユニバース日本代表の宮本エリアナさんはアフリカ系アメリカ人と日本人のハーフで、その容姿と経歴から日本代表に本当にふさわしいのかという議論も起こりました。
私は初めて会う方や興味を持った人物を調べるときに、重要な要素だと思っているものが、その人が“いつ”“どこで”生まれたか、ということです。つまり年齢と国籍をみます。なぜなら、その二つはその人の人格を形成する上でとても大きな影響を与える要素だと思うからです。翻って、私自身にもこの時代に日本に生まれたことは私に大きな影響を与えていることは間違いありません。しかし、この二つはそれ以上でもそれ以下でもないのです。
そもそも“日本人”とはどういう人たちのことでしょうか。単純に「日本国籍を有している人」です。ただそれだけのことです。先祖代々その土地に住んでいる必要もありませんし、日本語を話さなければいけないなんてこともありません。日本国籍を有していればいいのです。
私は特に信仰があるわけでもありませんから、特定の地を聖地だとか考えたりしませんし、極端なことを言ってしまえば、狩猟よりも稲作のほうが生き残るのに都合がよかったから定住するようになった、ぐらいにしか考えていません。それに、つい140年くらい前までの“日本人”は自分の「藩」を国と考えて生きていたわけですから。ほとんどこんなのは人間の意識の問題です。
範囲とかに縛られなくていいと思います。