1/03/2016

パナジェッテ

私の祖母は明日で83歳の誕生日を迎えます。よく自分が若かった頃の話を聞かせてくれるのですが、本当に面白い。祖母の母親、私にとっての曾祖母は明治生まれの人です。話を聞いていると、やっぱり明治の人はある意味では今の人よりも国際的だなあ、と思わされます。

遠くて情報が少ないほうが、かえって本質をとらえていることは多くあるように思います。とんでもない間違いもあるでしょうが、想像を掻き立てられる余地がある分、知ろうとする意欲も高まるのです。それで、ほんの小さな雑誌の写真とかそういうところからも情報を得ようとする。案外そんなところからわかることは多いのです。

反対に、近いということで知った気になるという危険性があるように思います。これは知らないよりも恐ろしいことになる場合もあります。偉大なる古代ギリシャの哲学者、ソクラテスの説いた「無知の知」は現代でも古びることなく通用するとても大切な真理です。

それともう一つ、話を聞いていて思うことは、明治の人たちの本物を取り入れようとする姿勢とそれをきちんと評価する態度は現代人よりはるかに勝っています。とてもおしゃれですし、江戸のイキもしっかり残っているかっこよさもあります。私の曾祖母も演劇が好きだったらしく足しげく浅草に通っていたそうです。それは祖母に受け継がれ、母、そして私まで脈々と受け継が出ているようです。

本質を見ようとすること、本物のをきちんと評価すること、曾祖母と祖母から教えてもらった大切な真理です。

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