2/04/2016

美冬

「福は内 鬼も内」  梅原猛
2月3日の朝日新聞、「折々のことば」から。「創造者というものは一種の鬼を自分のなかにもっていなかったならばすぐれた仕事はできない」と哲学者の梅原さんは言う。

2月3日は節分です。邪気を払い幸福を招き入れる行事ですが、そもそも節分とは、季節を適確につかむための暦日である雑節の一つで、各季節の始まりの日、つまりは立春、立秋といった四立(しりゅう)の前日のこと。「季節を分ける」ことも意味する節分、現在では主に立春の前日の節分を示しますが、四季にそって年に四度あります。

「鬼は外、福は内」のかけ声とともに豆をまき、玄関にはヒイラギとイワシの頭を飾り付けます。最近では、大阪で行われていた「恵方巻」を食べる習慣も全国的に板についてきたようで、コンビニやスーパーマーケットには当たり前のように並びます。豆まきや飾りつけ、恵方巻がすんだあと、数え歳の数だけ豆を食べるときに歳を重ねたことを実感したりもします。

福をまねき鬼をはらう。やっかいなのは、自分がかってに決めつけた「鬼」です。言うなれば、自分自身がつくり出した「鬼」。それはほんとうに「鬼」なのか、はらわずいっそ抱き込めるくらい懐のふかい人が、もっとも強く、もっとも信頼できるです。ほんとうは、「福」も「鬼」もないんじゃないかな。世界一の超大国は、どうするのでしょうか。

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